映画のウェブログ 「け」

22歳無職、自称映画ライター。本当に無職。

『キングスマン:ゴールデン・サークル』に前作の予習は必要か?

見てきました、『キングスマン:ゴールデン・サークル

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(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation


 

いやあ、良いの一言。辛気臭い分析や解説みたいなものはまた機会があれば何処かのWebメディアに寄稿します。今回は他でもなく "今作に興味があるけど前作を見ていない人" への熱烈なメッセージです。(あらすじとか感想は他の人に任せます )したがってネタバレは勿論皆無。

 

本記事は要するに「前作は見たほうが良い?」という問へのアンサーです。結論は「NoでありYes, YesであるがやはりNo」といった具合。判然せず恐縮ですが、だからこそこうしてブログという場所を選び文章を書いているわけです。お付き合いください。

 

基本的にはマシュー・ヴォーン監督をこれでもかというくらい褒め倒す内容なので両方見たって人も「うんうん」と思いながら聞いてください。それではさっそく張り切って参ります。

 

 

前作を見ないと楽しめない?

 

前作を見ずに本作を見る。これはまったく問題ないです。前作の『キングスマン』を知らずとも十分に映画を楽しむことが出来ます。

 

もともとマシュー・ヴォーン監督は「物語に至るまでの物語」の提示に非常に長けた映像作家。たとえば『キック・アス』においてはデイヴの家庭事情、彼の情熱的な正義感、スクールカースト下位層であることーーなどなど、これから展開するストーリーをクイックにかつ斬新な映像で伝える技術に優れています。映画を読解するに必要な情報を観客の無意識に刷り込む職人。

 

前作の要点をスマートに伝えますが、かといって重大なネタバレも特にありません。このあたりのバランス感覚は流石ですね。

 

なお「印象的なシーンの効果的な引用反復」は3つだけ。(まだ1回しかみていないので漏れてたらごめんなさい)しかし「同じ味が食べれて嬉しい!」だけであって「2回めだからより美味しい」という種のものではないと思います。最初から寝かされたカレーみたいなものです。明日食べてもこれ以上は叩き出されませんが、その代わり常にマックス。大寝坊です。

 

前作は決して 「前提」ではなく謂うなれば「前例」程度のものです。

 

違う。前作が楽しめなくなるんだ

まあこれは当たり前といえば当たり前の話なんですけどね。
キングスマン』は予習教材にはなっても、復習にはあまり向いてないですね。すでに書き込まれたノートをまっさらにすることは難しい。

 

ジョジョとかは何部から読んでも大丈夫、みたいな例外には残念ながら当て嵌まらない映画です。

 

たとえばマシュー・ヴォーン作品に触れたことがないという方もいらっしゃるでしょう。いや待てよ僕の読者に本当にいるかな?不安になってきた。大丈夫かな。ともあれ居るかどうかわからないけど検索流入でここまで読んで付き合ってくれているそこのアナタですよ。

 

こんな映画みたら絶対にこの監督の他の映画見たくなるに決まってるじゃないですか。もとい同シリーズがあるとすれば見ない手はないでしょ。レンタルでわずか数百円ですよ?あまりに感化されてスーツを一式新調する、などをしなければ安いもんです。

 

とにかく2→1では1を十分に楽しむことが出来ない。断言します。

 

カレー、ジャージ、手鏡、はさみ。スカイツリーに電気毛布ーーあらゆるモチーフ、あらゆる例え話を駆使しながら試みました。あらゆる手段でネタバレを避けながらもシームレスに伝わるよう一応最大限のの努力を捧げました。しかし僕には力及ばず。どう書いても最重要事項を暗に伝えてしまう。どころかそのうちの数点は捻り過ぎたために何の情報も伝わらない奇妙奇怪な文字列になったため、その全ては割愛します。

 

内容は繰り返しになるが、テレビ放送などで有無を言わさず本作が目に入る環境があるわけでもない現段階において2→1はあまりにも勿体無い

 

どうせなら前作『キングスマン』から丁寧に鑑賞していただきたいです。

 

お刺し身じゃないんだから大丈夫

心配しなくてもこれだけのビッグタイトル、そうすぐには終映しないかと思います。春休みくらいまでは持ちこたえるのでは?『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』とかもまだまだやってますし。(大阪の肌感覚なので都市部でない方は分かりません。スミマセン)

 

とにかく

 

日本史教育の界隈では「近現代史から教えて遡ろう」みたいな意見もありますが、こと映画は教養ではなくエンターテイメントなのでそういうギミックは要らないです。

 

そもそもこの言説って古代からカリキュラムを組むと近現代がおざなりになる、という制度的失敗に基づくものじゃなかったっけ。中学校に入ってやっとこさ1次方程式、なんてチマチマのんびりした教育だから後が詰まるんじゃないの。

 

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閑話休題しておりました。事後報告で大変失礼。

話をイングランドに戻します。

 

僕なんかが書かずとも両作とも最高の映画です。細かい綻びもありますが、緻密さで勝負をするタイプの映画ではないので。英国の紳士服店が実は秘密組織で、万能ウェアラブルバイスでどうのこうの〜ですよ?別に多少のズレがあっても関係ないでしょ。むしろ「本当は隣り合わないピース同士を腕力で無理やりつなぎ合わせてキレイなパズルを作る」みたいな監督なので。

 

 

 

 

いつまでこんな文章読んでるんですか?僕のことは別にいいから映画でも見てください。

 

 

 

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