映画と音楽のこと。それから自分のこと。

『ベイビー・ドライバー』 エドガー・ライトのギリギリの正座でしたね

見てきました。良かったですね~、ほんとに。

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「映像と音楽が合ってて―――」みたいなフレーズをネットでよく目にしますが、合ってるに決まってるやろが!エドガー・ライトやぞ!合うよ!そらそうやろ!といった感じです。

 

ラーメンの食レポで「麺とスープが絡んでて美味しい!」みたいなコメントに似てますね。絡んでるよ、そりゃあ。ラーメンなんだから

 

僕が今回気になったのは「じゃあ逆にエドガー・ライトの映画にいっこく堂とか出したらどうなるんでしょう?」ってことですよ。

 

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声が遅れて聞こえてきてもなおスピーディで爽快なMV的な編集を見せてくれるんですかね?見てみたい。猛烈に見たい。いっこく堂vs. エドガー・ライト。絶対に人形が車でメチャメチャにはねられる気がします。同じ人形を15秒のうちに4回轢くんじゃないかな。いっこく堂の本体も確実に轢かれますね。

 

 

話を戻してBaby Driverへ。

 

 

<映画オタクの、映画オタクによる、映画オタクのための映画>というようなディープな作風が特徴でしたが、今回はベイビーの成長やロマンスを綺麗に織り交ぜた内容。今までよりもかなり親近感のあるストーリーに仕上がっていました。

 

アル中のオッサンがなんぼほどビール飲もうが、観客の僕らにはあんまり関係ないですからね。それに比べて『ベイビー・ドライバー』では「Babyくんはどうなるの?助かるの?この恋、成功する?生きる?死んじゃうの?」みたいな興味を抱かずにはいられません。

 

「ここで急に人死んだらおもろない?!」みたいなエドガー・ライト特有の謎の癖(へき)が完全に封じ込められたわけではありませんでしたが、極力ギリギリまで我慢して多くの観客を意識しているのがわかります。

 

劇中のテレビに映った『モンスターズ・インク』や『ファイト・クラブ』の引用の意味・監督の真意や、『ザ・コンサルタント』に似たパターンでBabyは発達障害なの?という疑問はまたどこかで機会があればほじくってみたいですね。

 

いや、嘘。嘘嘘嘘。やっぱりほじくりません。ほじくりたくないです。嘘です。

そんな面倒なことを考える時間があればもう1回ボケ~っと鑑賞したいので。誰か僕の代わりに考察して分かり易く僕に教えてください。お願いします。(『モンスターズ・インク』は誘拐・逃避行の伏線と取れないこともないけど………)

 

以下、ほんの少しのネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

サングラス、MOMのテープ、PTSDと耳鳴り、音楽=逃避―――。キャラクターの作り込みとお話の作り込みが直結していて物凄く見やすかったのですが、<ヒロイン≒オカン>なのか、<ヒロインはヒロイン、オカンはオカン>なのかはイマイチはっきりしませんでした。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の時みたく<ヒロイン≒オカン>みたいなのがしたかったのかなという気もしますが、GotGほど綺麗な対象関係を保っていたとは言い切れません。

 

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なんやかんや書きましたが、おもろかったですよ。滅茶苦茶良かったです。要するに最高。


音楽と映像が合っていて非常に気持ちよかったです。うん。結局はそういうことです。この秋はMA-1型のスウェットと純正イヤホンとスタバ(4杯)で決まりです。

 

おしまい