映画と音楽のこと。それから自分のこと。

おじゃる丸、もはやトレインスポッティングを凌ぐ説

こんにちは。
引っ越しするんですけど全然モノ捨てれへんくて困ってます。僕です。

 

前回記事で「おじゃる丸のオープニング曲が音楽的に最強説」を提唱しました。
今回もおじゃる丸のお話を。

 

komestroke.hatenablog.jp

 

・歌詞が子どもには早すぎるほど文学的

音楽的な完成度凄すぎることは間違いないんですけど、それと同じレベルで歌詞めっちゃ沁みるということに気付いてしまいました。以下引用。

季節めくれば 遠い道のりは 思いどおりに いかない時もある

ひゅーひゅーと 風が吹きゃ 雲に泣いてたお天道様も にっこり笑いだす
まったり まったり まったりな 急がず焦らず 参ろうか

 

夢を描いて 高い空みれば 届く気がして 余計に悲しくて
ぽーつぽーつ 雨が降りゃ 乾いた土に命が芽生える にっこり花が咲く
まったり まったり まったりな 急がず焦らず 参ろうか
 
しーんしーん 雪が降りゃ 白い景色に心が躍り にっこり詠い出す
まったり まったり まったりな 急がず焦らず 参ろうか

 

 アニメのオープニング、2番からやったんですね。意外や意外。

どうです、この繊細な歌詞。四季のサイクルと生命のサイクルを絡めた重層的な意味。自然を擬人化する表現の神話的な手触り!

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いや深っ!深いな!この顔で?!
貴族やから?雅やからか?

 

しかもAメロの入りからすごい切ないこと歌ってるんですよ。

「夢を描いて 高い空みれば 届く気がして 余計に悲しくて」

「季節めくれば 遠い道のりは 思いどおりに いかない時もある 」

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大人すぎる、大人を通り越してジジイかよ!
その顔で?二頭身で?

 

パッケージとは裏腹に底なしの深さを誇る「詠人」。恐るべき……

 

・そんな精神状況で見た『T2 トレインスポッティング』(ネタバレ)

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この「詠人」を再発掘した張本人である友達と先日『T2 トレインスポッティング』を見に行ったんですけど、ここで僕は再び腰を抜かします。

前作のファンですし、普通に面白かったです。今年のマイベスト10、いやいやマイベスト5には絶対入ってくるであろう傑作です。懐かしのキャラクターたち、映像美、ハイな音楽、メタな演出―――どれも素晴らしいのですが、それ以上に僕が言いたいのは

「いや、おじゃる丸やん!」

ということ。

ダニーボイルが20年間の期間を経てようやく形にしたT2のメインテーマは既に20年前におじゃる丸のド頭0秒で歌われていたわけです。

「夢を描いて 高い空みれば 届く気がして 余計に悲しくて」

これをレントンのことやと思って聴いてみてください。この写真見ながらおじゃる丸を聴いてみてください。先に言っておきますが涙腺の弱い方は泣きます。

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はい、どうでした?ちゃんと聴きました?

どんなに苦労しても「季節めく」ることには抗えないし、「思いどおりにいかない」し、「まったり」ヘロインぶっ放す以外に方法はないんですよね。

どうですか。むしろ逆にテレビの前でおじゃる丸のオープニング聴きながら「いやT2やん!」とツッコむ小学生の姿が簡単に想像できますね。
T2のエンディングテーマがイギーポップじゃなくて北島三郎であっても何の問題もないことが証明されました。

そんなわけで僕の iPhoneのプレイリスト「Trainspotting」には

Born Slippy / Underworld
Lust for Life   /    Iggy Pop
詠人    / 北島三郎

という盤石な3曲の流れがしっかりと刻みこまれています。

 

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いやあ、恐れ入りました。もう呼び捨てとか出来ないです。さすが貴族。

 

 

最後に告知です。

そんなこんなで『T2 トレインスポッティング』の考察記事を書いています。よろしければ是非。

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