映画のウェブログ 「け」

23歳無職、自称映画ライター。本当に無職。

母性を爆発させながら勝手に震えるアイツに中指 映画『ちはやふる』で書いたことまとめ 

2018年。今年の4月も終わろうとしています。

 

あの頃みんなは口を揃えてちはやふるちはやふる……言うておりましたが、今はもう『レディ・プレイヤー1』だ『リズと青い鳥』だとそっちに首を振ってしまいましたね。そういうもんだし良いけど。波に乗るのが遅くて悔しいだけだけれど。

 

このあいだまた新しく書いた『ちはやふる』に関する記事がアップされました。想像以上に1作品で沢山かいたなと思う一方で、もうこれ以上書く機会はないだろうと息を切らしたのでここにまとめておくことにします。

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(C)2018 映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀講談社
  • 松岡茉優よろしく『結び』も「ふるえ」てる奴にゃ厳しいね!
  • ・面白かったけどさ、組織運営の方向性だけは間違ってない?
  • ・机クンこと森永悠希が最高過ぎる。あと「真剣佑」って口に出して言いたくない?
  • ・天野くん、本当に出てた?

 

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インドネシアのクラブミュージックが知恩院に?ミッドナイト念仏は風営法に違反する?しない?

いまさらながらミッドナイト念仏に行きました。出がらしも出がらしですが、せっかくなので記事に残しておきます。


「おい映画関係ないじゃないか!」と言われそうですが、音楽エントリとしてお届けできればと思います。

 

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ニットキャップシアター『THAT'S ENOUGH』観劇。サイテーが服を着て最高のコトしてた。

サイテーなんですよ、もう。

 

「オナニー」「タンポン」「おしっこ」「うんこ」

 

そんな汚いパズルのピースを組み合わせて出来た1枚絵に、どうしてこんなに心洗われてしまったのでしょうか。悔しい。

 

木屋町UrBANGUILDにて京都を拠点に活動する劇団ニットキャップシアターの公演『THAT'S ENOUGH』にお邪魔してきました。テーマは「下ネタ」。フライヤーに添えられたキャッチは「止められても、やる」です。

 

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ちなみにこのイラスト、the coopeezの藤本浩史さんが担当しているそうです。意外だ。

 

www.youtube.com

 

当たり前だけど演劇はライヴなんですよ

 

さて、公演そのものについての感想。

やっぱりこれはライブで見ることにこそ意味があると思いました。

 

一切の容赦のない下ネタの応酬なわけですが、それを生で、つまりノンストップで鑑賞するという体験はあまり無いんじゃないかなと。普段ぼくはwebの文章やら映像やら記録媒体を通して何かを伝える立場なのですが、それとは完全に真逆の性質を持つエンターテイメントに痺れましたね。当たり前ですが本気なんですよ。鑑賞する僕らに一時停止ボタンみたいな逃げ道は無いです。それは同時に演者さんも逃げ道が無いということで。演劇の性質上、当たり前なんですけどそんなハードな形式なのに実際に舞台上では「精子が……!」とか言ってたりするわけですよ。そんな空間の異質さががオモシロに直結してきます。

 

生理ネタに女性のお客さんがウケまくってたり、逆に「おちんちんあるある」 はあんまりハマらなかったりという温度感とかも新鮮でした。「タン・ポ〜ン」って叫ぶギャグ、あんなにウケるんなら僕も他所でやってみようかな。駄目ですかね?

 

 

短いのが一番難しい!

 

この公演は短編コントのオムニバス形式。ちなみにクロスオーバー的なことは無しです。

したがって短い時間で登場人物の設定やキャラクターを伝えないといけないわけですが、それがかなり上手だと思いました。いまこうして文章を書くにあたって僕は気付きましたが、観劇している間はそんな分析の余地を与えないくらい驚くほどシームレスにこうした情報を届けてくれています。それに寄与するのは脚本だけでなく俳優さんの演技によるものも大きいと思います。やっぱりお芝居ってスゴイ!!

 

余談ですが、精子を演じた澤村喜一郎もかなり良かったです。ご覧になってない方は「精子を演じた?」という疑問で頭が一杯だろうかと存じますが、一旦保留して読んでいただきたいです。澤村さんの精子、まさに怪演。

 

このお方です。

 

精子役といえばアルコ&ピースの酒井ちゃんも演じていましたが、全然比べ物になりません。

 

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もう身体つきが全然違うんですよ。仕上がってる。精子への役作りがスゴい。
あの精子が出るコントだけでも再演して欲しいくらいです。精子が出るコント???

 

時折イイ話が……!

精子に話が逸れてしまいましたが、短い作品の中でも密度がかなり高いんですよ。テンポの緩急に関わらず登場人物や世界観を丁寧に表現していました。そんなキャラクターの機微が漏れだす演出。これはなんのためかというと、きっと時にカットインしてくる「イイ話」をよりセンシティヴにするためにあるんですよね。当然キャラの輪郭が明確である方がコントの面白さの解像度が上がることは間違いないんですけど、僕はこの効果の方が強大な気がします。

 

油断してたら普通に良い話が飛んできます。胸を打つようなドラマが急に挟まってきます。タイミングは急な時もありますが、でもそれは無理でチープな設計じゃないんですよ。それはなぜなら人物造形がしっかりしているから。僕はニットキャップシアターさんのお芝居を見るのは初めてでしたが、「きっと下ネタ以外もきっちりしっかり確実に、盤石にやってきているんだな」と実感しました。別に飛び道具を使わなくても人を笑わせたり感動させたりできるし、実際そうしてきたのだろうなという感想です。ここで冒頭の書き出しに戻るんですけど、サイテーなコント集のはずが、何故か爽やかな気持ちにさせられてしまいました。アッパーで清々しい。こんなのなかなか作れないです。

 

そんなわけで

 

面白かったです。ごちゃごちゃ余計に野暮なことを書き過ぎてしまったので最後くらいは潔くシンプルに結びます。面白かったです。

また近く公演があるとのことなので、機械があれば是非どうぞ。

 

最後にコマーシャルですが、僕の所属するメディア「アンテナ」でも記事上がってます。この公演について、さらには劇団について語るインタビュー記事です。こちらも併せてどうぞ。

 

kyoto-antenna.com

 

 

 

おわり

映画『ちはやふる』シリーズは机クンこと森永悠希が最高なんですが、「結び」も神々しかったです。

遅ればせながら先日ようやく『ちはやふる』シリーズを3作制覇しました。

 

クぅ~~~!!

 

原作由来のストーリーの面白さ、それを映像に落とし込む演出、安易に琴とか鳴らしちゃわない音楽の音色のセンス。

シシヤマザキのアニメや3部作としてのまとまり――。

 

評価すべきポイントは山ほどありますが、そんなことより各キャラクター、各俳優陣の魅力が爆発している大変な映画です。これを原語で体感できるのは日本語話者だけ。それだけでも十分幸せですよ。何回でも見たいですね。

 

広瀬すず野村周平、真剣佑の3人は言わずもがな。上白石萌音も良かったし、矢本悠馬は原作キャラよりも愛おしい感じに。

 

京都弁の松岡茉優や滅茶苦茶に色っぽいし、國村隼もバキバキにセクシー。


須藤さん役の清水尋也は上の句・下の句よりもかっちょ良くなってるし、「結び」から参加の優希美青賀来賢人も抜群に良かった。優希美青は前半の一種のワルモンを演じながらも後半に進むにつれて憎たらしさが抜ける、という難しい役どころをこなしましたし、賀来賢人の偏差値グングン世捨て人みたいなの嫌いな人いないでしょ。

 

クレジットに天野ひろゆきが出てたけど、いやいつ出てた?!

 

でもそんなことより………

 

森永悠希が最高すぎませんか??

 

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https://natalie.mu/eiga/pp/chihayafuru03/page/2

 

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3月に作ったものまとめ(2018)

 

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いや写真の季節感の無さよ!

 

ライターの川合です。 4月になったので先月に各媒体へ寄稿した記事を粛々と上げていこうと思います。
ついこないだ「映画のウェブログ」に舵を切った当ブログ、恐ろしく更新頻度が落ち、まさかのまとめ記事2連投。

こいつは良くない。本当に良くない。 今月からはブログの方も頑張っていきますね。

 

 

  • サンポ―
  • myd
    • くるりを聴きながら鴨川沿いを歩く
  • note
    • サウスバイに伴い、都が手薄になっている件について
    • 無職になった件について

 

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2月に作ったものまとめ(2018)――散歩めっちゃした――

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ライターの川合です。ウサンクサイ写真で失礼します。

 

暖かいですね。春服買いに行ってセールの冬服買っちゃったりシます。貧乏性なので。

 

懲りず2月に書いたものまとめていきます。

  • サンポ―
    • 鳥取から西宮に来た人にインタビュー
    • 森ノ宮
    • ・電車賃を浮かせる茶番
  • myd
    • ・IT畑のシステム屋さんが「缶詰」を始めたらスゴく上手く行った話
  • IGN Japan
  • note
    • ・イヤイヤ旅行記
    • そういえば映画の話も
  • てな具合で
  • 番外編 作った映画、もうすぐ出来ます!

 それではお付き合いください。

 

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『グレイテスト・ショーマン』 面白かったしもう難しいこと言うのはやめてあげようよ

グレイテスト・ショーマン』見てまいりました。

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旅行中に休憩がてら見たんですけれど、まさに休憩に丁度よい映画でした。主人公P.T.バーナムの信念に沿ったゴリゴリのエンターテイメントでしたね〜。最高〜。

いまから辛気臭いことを書くかもしれませんが、とりあえずブチ上がる最高の映画であることは間違いないです。最高!!


さて。

 

サーカス――つまりフリークショーの祖をとりあつかうこの映画。その内容の細かいところに少なからぬ批判も集まっているようですけれど……。「エンターテイメントだからそういういことを言うのは野暮」というのは乱暴過ぎますが、今回に限ってはもう仕方がないと思います。

というのも、僕の結論から先に申し上げます。所謂ポリコレみたいなものを要求するのはもうやめにしようよ。そういう難しいことを求めるのは諦めようよ。でもほら、歌とダンスが良かったじゃない。それでいいじゃん?

  • そもそも……
  • それでも際どい?
  • もう難しいことは求めていはいけない?
  • 逆に
  • とにかく

 

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