映画のウェブログ 「け」

22歳無職、自称映画ライター。本当に無職。

『ジャコメッティ 最後の肖像』 産みの苦しみを知る全ての凡人マスト

21世紀ともなれば全員、とまでは言わなくとも50%くらいの人間は何らかのクリエイティビティに身を捧げ、頭を抱え右往左往しているのではないでしょうか。

 

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(C)Final Portrait Commissioning Limited 2016

そんな僕らに、というか僕に、そして貴方に相応しい映画。『ジャコメッティ 最後の肖像』についてです。本記事はまあ別に見てなくても読める、読んだ後も見れる構成(謂わばオススメ記事)になっています。

 

「前情報はナシに見たいんだ!」という人はそれでも良いです。なんせ多くの人が見てくれればそれで結構です。今日はそんな回です。

  •  アラスジ
  • ストレートな部分がストレートに良い(感想) 
  • 視点についての妙(すこし批評チック)
  • とにかく
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『キングスマン:ゴールデン・サークル』レビュー考察あるいは評論 総まとめ

キングスマン:ゴールデン・サークル』。何回見ても良いはずの作品なのに、時間的金銭的制約により何回も見れないのが残念でしかたないですね。ディスクは買お……。さて、今回はキングスマンにまつわるWeb記事――特にレビュー、考察、評論めいたもの――を軽く簡単にまとめてみました。しつこいくらいにキングスマンキングスマンキングスマン…………。これで最後にします。許してください。

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(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

  • 自分の文章
    • マシュー・ヴォーン監督過去作への賛美(IGN Japan)
    • パンフ購入報告 (当ウェブログ
    • 今作に前作の予習は要るか、否か(当ウェブログ
    • ヴォーンのアクションについて(当ウェブログ
  • ひとさまの文章(超重要)
    • スーツの色(The River)
    • 「罪」について(ナガの映画の果てまで)
    •  ってか「ゴールデン・サークル」って?(小羊の悲鳴は止まない)
    • 隙の無い読解 (あいむあらいぶ)
    • メッタメタ酷評代表(物語る亀 ネタバレありの物語批評)
    • それまでとこれからのスパイ映画論(RS映画部)
    • キングスマンと酒
  •  てな具合で

 

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映画『勝手にふるえてろ』を松岡茉優で考える。「江藤良香」に関する滅茶苦茶に恐ろしい仮説(考察、分析、批評あるいは解説)

 

勝手にふるえてろ』、本当に凄くよかった。刺さった。死ぬかと思った。

 

 

 

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(C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会

綿矢りさ自体が僕ら(10年代のひねくれた人種)のアイコン的な存在だと思うんですけど、この映画も映画単体で僕らの新しいバイブルになりました。

 

冒頭に松岡茉優の早口から「釣果」という単語がこぼれましたが、この時点で僕はこの映画の素晴らしさを確信しました。原作にあろうがなかろうが、日常会話の口語表現においてこの言葉のチョイス。他を見下し、それでいて己をも愛すことのできない綿矢りさ独特のキャラクターの世界観が立体的になった瞬間でした。

 

当然これくらいの語彙はある、これくらいの文化度、これくらいの偏差値。という「足切り」が堂々横行していたんですよ。(この動作の目的語は松岡茉優演じるヨシカの周辺人物か、あるいは映画の観客か。あるいは両方かもしれない)それも気づかない人は絶対に気づかないという意地悪さ、単語レベルで世界を構成した映画です。僕はあの瞬間から身動きが取れませんでした。1秒も見逃してはいけないと。

 

写経した米粒に象を乗せて、その象に地球を支えさせるようなものですね。繊細さに支えられる盤石な世界。繰り返しになりますが本当に良かったです。

 

 

少し遅いですが今回はそんな『勝手にふるえてろ』について。タイトルからお察しの通り所謂ネタバレがあります、どうかお気を付けて。

 

 

  • 松岡茉優が可愛い(単なる感想。しかし非常に重要なポイント)
  • これはヨシカ視点の物語
    • 音楽
    • 渡辺大知(ニ)の繊細な演技
  • 幻想世界の崩壊 
  • 恐ろしい仮説
  • とはいえ
  •  余談 名前について

 

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映画『ディストラクション・ベイビーズ』 菅田将暉を軸に考える (考察、分析、批評あるいは解説)

GEOに並んでたので改めて借りて見たんですけど、やっぱ面白え~~

 

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(C)2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

菅田将暉専門のウェブログ菅田将暉専門のウェブログって何?)として、マストの映画ですね。

今回は映画『ディストラクション・ベイビーズ』及びそれに出演する菅田将暉を褒めちぎる記事です。あと役名とかはもうこの際一切出すつもりはないのでよろしくお願いします。

 

  • 並(あるいはそれ以下)の感想で申し訳ないが、とりあえず菅田将暉
  • なに着せても格好いい将暉(感想文)
  • むしろ主人公の将暉
  • 本当に可愛そうで可愛い将暉
  • てな具合で

 

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映画『ジオストーム』の日本のPRはヤバいのか、ギリセーフか。ねちねち考える

映画『ジオストーム』が1月19日に日本公開。

ツイッターハッシュタグは#ジオストーム日本直撃。

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予告を見る限りまあ実際に日本が大変なことになる描写もあるみたいだし、そんなこの映画が日本に上陸するという点では「日本直撃」ってのは気の利いたコピーでもあることは確かかもしれないんですけど。今日はここに難癖を付ける回です。

 

先回りして言っておきます。「考えすぎ」、「誰と戦っているんだ」、「そもそも映画を見たのか」、「良い加減伸びた髪を切れ」などさまざまな声が聞こえてきそうですが、僕はそういうややこしい男なのでこのあたりを諦めて楽しんでください。

 

 

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『キングスマン:ゴールデン・サークル』で改めてマシュー・ヴォーンのアクションのこれまでを振り変える。殺してるのに感動するシーンって何?(考察、分析、批評あるいは解説)

飽きずに今回もキングスマンについて。今回はマシュー・ヴォーンのアクションの流れというか、ヴォーンがやってきたアクション描写を追っていきたいなと思います。

 

「面白ったけど、キングスマンは前作の方がもっと面白かったな」という声が多いようので、ゴールデン・サークルもといヴォーン擁護派の記事になります。

 

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(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

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普遍的なエロ。映画『青春夜話 Amazing Place』は老若男女が勃起する?(考察、分析、批評あるいは解説)

映画評論家の切通理作さんによる初の監督作品『青春夜話 Amazing Place』。第七藝術劇場にて見て参りました。

 

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© 映画 『青春夜話 Amazing Place』



 

 

  • 映画について(ネタバレなし)
    • 普遍的なエロさがそこにある
  • 【余談――舞台挨拶レポ――】
  • 【さらに余談――映画批評家切通理作のワークショップ・レポ】
  • …… という

 

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